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中村氏 バレーボールチームがクラブ活動の中で少なくなってきている。又、なくなってきたとよく聞く。その原因は子どもの減少にあると言われるが、疑問があり全てだと言えない。
我々の時代は熱気と情熱とで練習してきたが、今の若い先生は残業手当がつかず家庭や自分の時間を費やしてまでやることはないという風潮が全国的に出ているからである。これからはスポーツの世界も選手、指導者の意識改革、指導者の環境整備をしなければ優秀な人物が育たない。
西田氏 学校体育、社会体育の中で問題がどこまで解決できるか、21世紀までに討議し答えをだしていかねばならない。

 

【提言発表?】渡辺公二氏

 

西田氏 現場からの声。生徒の「俺達に誇れるものがあるか。」の言葉は今の教育の中で我々が持ちたいことである。

 

【質疑応答】

 

兵庫県 故障している者に対しての扱い、配慮はどうしているか。
渡辺氏 現在、疲労骨折2名、貧血4名、まず治療法は休養させる。医師と相談し指示に従う。その問、腹筋、背筋、ウエートトレーニングなどの基礎体力づくりをする。医師よりゴーサインがでても2週間は休養をさせている。

 

【提言発表?】井上真由美氏

 

西田氏 自立性から自主性、自覚へと変わってきた。スポーツの選択に関わる複数の部活動、又、休養の問題があった。

 

【質疑応答】

 

栃木県 本県で活躍している部にソフトボールと駅伝があり、その指導者が女子教諭である。
全国大会の指導者がほとんど男性なので、井上さんには女子指導者として活躍して欲しい。
井上氏 そうしたいと思う。
西田氏 女性の指導者は日本全体として、大きな問題である。オリンピック種目の中で女子監督はシンクロのみで、女子種目でありながら男子監督である。日本の女子指導者に目をむけ、組織的に育てなければならない。

 

【シンポジウム討議】
西田氏 故障の時の休養についてどう思うか。
井上氏 大きな故障は全くない。日頃は特にストレッチを十分するだけです。
西田氏 痛いと言わないのか。我慢をしているのか。

 

 

 

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